ファクタリングは2社間だけではない？ファクタリングと言えば2社間で行われるのが基本ですが、実際には3社間で行われるものもあります。

それが3社間ファクタリングです。

名前こそほとんど違いはないものの、内容は少しだけ違うので一緒に勉強していきましょう。

2社間と3社間では何が違うのか

まずは根本的なところから、両者にはどういう違いがあるのか見ていきます。

最初に挙げられるのは、手数料の相場の違いです。

あまりにも手数料が高いと違法の可能性があるファクタリングですが、2社間の場合は大体10%から20%と比較的高く設定されているのに対して3社間では1%から9%と3社間の方が安くなっているのです。

手数料によってはせっかくの売掛金も目減りしてしまうことがありますので、手数料を少しでも抑えたいのであれば3社間がおすすめです。

また、入金スピードにも違いがあります。

2社間でファクタリングを行う際には売掛先にファクタリングをしますと、という通知や承諾の必要がありません。

ところが3社間ではこの行為をしなければならないために、どうしても入金までに時間がかかってしまうのです。

多少入金に時間を要してもいいから、手数料を安くしたいと考える場合には3社間の方が良いというわけです。

3社間にはどういうメリットがあるか

3社間のメリットですがやはり手数料が安いのは非常に大きいと言えます。

相場ではあるものの1%程度で済むこともありますので、売掛金を回収しても経営が厳しいという企業にはかなりのメリットになるでしょう。

なぜ2社間に比べてこれだけ安くなっているのかというと、3社間ではファクタリング契約に売掛先も加わってきます。

そのため、利用者が集金代行をする必要がなく売掛先を回収したら使いこまれてしまう心配がないからです。

また、審査がそこまで厳しくないのも3社間のメリットと言えます。

2社間であればファクタリング会社と利用者の1対1になるため、ファクタリング会社としては本当に信頼できるのかなどの不安が残ります。

その反面、3社間であれば売掛先自身も加わりますので安心して取引ができるというわけです。

未回収となるリスクも少なくなるため結果的に厳しく審査を行う必要がなく、比較的簡単に契約が締結できるようになっています。

3社間ファクタリングを利用した方が良いのは

最後になりますが、3社間ファクタリングは手数料を抑えたい場合や入金スピードにこだわらない場合におすすめです。

2社間ばかりしていると3社間になった際に戸惑うこともあるかもしれませんが、1社加わったからといって内容がガラッと変わるわけではありません。